絵画論番外編 日々のつぶやき3


注意
これは絵画に関する素朴な思いつき、つぶやきです。
つまり「ツイッター」と同じです。
実際のツイッターは苦手なので、
紙にメモしたものをいくつかまとめて公開します。

0053
絵を鑑賞する時、目を細め光量を落として見てみる
どんなに上手に描けている様な絵でも
細部がつぶれてベタっと平板に見えるものはダメ




0054
どんな絵でも額に入れ、ライトを当ててやると
実際より上手に見える




0055
絵画における偶然性は必要悪だ




0056
偶然を利用した表現法は麻薬に似て
一度使うとやめるのがむずかしくて、つい使い続けてしまう




0057
最初は偶然に出来る手法を追いかけない方がよい…気がする
おもしろくて楽しいけどね




0058
ものを見る時、視線が触覚になる
手で実際にものに触れているごとく




0059
平面の中に奥行きのある空間を仮想出来るか
100m先に赤い屋根があるとすると平面の中で100m先まで手を入れて
その屋根と同じ場所に赤い色を置く
自分の意識を100m延ばすという感覚が空間を生む




0060
デッサンをしていくと頭の中にタテヨコの方眼スケールみたいなものが出来てくる
良くも悪くもそれで世界を見ることになる




0061
秀才の絵は後世に残らない
「だから何だ」という話だけど




0062
リンゴ一個描くのと二個描くのではむずかしさは2倍ではなく何倍にもなる
それが3つだったりバナナが入ったりしたらとてつもなくむずかしくなってくる
だから世の中には名作が少ない




0063
絵の良し悪しは最初から構図で決まってしまう
ダメな場合、あとからいくら描いても良くならない




0064
白い紙の上に他からものを移しもってくるのではなく
すでにその紙の中に存在している
それをなぞるだけで絵は出来上がる




0065
絵とは2次元上の天地創造




0066
売れるような絵ばかりを描いていると言ってバカにしてはいけない
人はダメな絵には100円でもださないものだから




0067
人は創造に関与する時、「何かが自分に降りて来る」という状態になることがある
その時は力量以上の力を発揮できる
その状態に又なりたくて、わざと自分を傷つける様なことをしたり、
薬物や酒に依存して破滅ギリギリの状態を作り自分を追い詰めてみたりする。

おかしくなる人が多いのはそのせいだ




0068
ものをそのまま描くのではなくて、
そのものを利用して何か別のものを表現できると絵は楽しくなってくる
比喩表現
それが普遍的であればなおおもしろい
例えば一輪の花を描いてそれがその人の孤独さだったり
明日への希望だったりを感じさせる様に




0069
絵を描くというのは画面にものを写す(移す)のではなく
湧き出てくる、又は浮き出てくるという表現が
感覚として近い




0070
目で見る世界は凸や凹の所、明と暗の所など
特異点どうしを結ぶ補助線がいっぱいある
その補助線どうしの角度や重なりがバランスよくなけれなならない
これが構図の秘密
だから本当の構図は目に見えない頭の中の線の束の形




0071
点は線によって画面に固定される




0072
絵は下描きや仕上げ途中の方が仕上がりより良い場合が多い




0073
文章において、句読点や「カッコ」で強調したり読みやすくすることがある様に
絵にも実際には無い点や色や線でその役割をさせることがある





0074
常に自分の絵を批判してもらえる状態に自分を置くこと
言われるのが嫌で壁を作り始めたら要注意
専門家より絵を知らない人の方が良い
(本質を突いてくることが多いので)





0075
色をいっぱい使うと色が無い絵に見え
少ない色で描くとその色が特徴の絵になる





0076
絵を描くときものを一つずつ加えて描き上げる方法と
まず全体のもつ要素を大まかに描いてそれを細分化して仕上げる方法とがある
足し算と割り算の違い
足し算は平面画に、割り算は立体画に向いている





0077
言葉と絵
言葉で例えば「私」だけでは不十分だから
「~の~の私」というように私の定義を特定していく
その時つなげる言葉は「私」にかかってくる
絵も同じ「花瓶」だけではどんな状態か分からないので
テーブルの上の、水の入った、午後の窓辺近く…などと付け加えて描いていく
そのとき、花瓶以外は花瓶の説明のために存在している





0078
絵を描く時の気持ち

描きたいから 描く   
描きたくないから 描かない
描きたくないけど 描く
描けないけど 描いてみる
描けないから 描かない
描けるものしか 描かない

あなたはこの違いを意識したことはありますか
あなたは今どの状態で描いていますか
(続く)



0079
(続き)
さてこの公式に色々な要素を具体的に当てはめてみると

「風景」は描きたいから…とか、
この「色」は嫌いだけど塗る…
この「色」は好きだけど塗らない…など

この様に絵に対処していくと
単なる写し(移し)絵ではない、自分個性となる





0080
全てを意識せよ
意識に上ったものだけがその人の世界
無意識のほうが重要だって?
無意識ということも意識するのだ
世界は膨大な層を持つ
タマネギ、どこまでもどこまでも続く
絵の世界の中だけの話です(ということにしておきます)。





0081
他人が好むものばかり描いているといつしか絵が他人に好かれなくなる
かといって全く他人なんてどうでもいいと
自分勝手に描いてえがいていればいいというわけではない
そこに理が無ければ唯のラクガキと同じ
理とは自分と他人とを結ぶ普遍的な法則
その発見と追求こそが絵の醍醐味





0082
絵は描き写すのではなく
紙から掘り出すようにすること
だから皆のやっていることは逆

絵画と言うのは彫刻や粘土細工と感覚が同じ





0083
何故花が咲いているのか
何故木々が揺れているのか
何故、何故、
その不思議を描くと良い



つづく







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この記事へのコメント

マミケン
2019年01月07日 22:43
「生まれいずる絵画メモ」という感じがしました。
せっちゃん
2019年01月17日 17:00
こつん!とやられた気がします。ありがたいです。

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